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Days of Speed

過ぎゆく日々を書こう。忘れっぽい未来の自分のために


2019-01-08

_ Debian StretchにSteamをインストールしてSteam Play(Proton)でWindowsゲームを遊ぶ

一言で言うと「DebianでSteamを使いたければ公式パッケージを入れろ」です。

難しいことはありません。パッケージとSteamクライアントバイナリは別々に管理されているので新しいクライアントも~/.steam/にダウンロードされて更新されますし、Steamをインストールして設定を変更するだけでSteam Playは使えます。 ただし、まだ実験中で使えるゲームも限られます。(Steam Playで動くゲームを知りたければ、ProtonDBを参照)

ですが、設定の変更だけでお手軽に試せるので試してみてはいかがでしょうか。

Steamのインストール

こちらは書いている人が多いのでインストールに必要なコマンドだけ書いてます。ポイントはi386アーキテキクチャを有効でしょうか。すでにnon-freeセクションを有効にしている場合などは適宜、読み替えてください。

$ sudo sed -ei 's/main$/main contrib non-free/g' /etc/apt/sources.list # apt-lineのnon-freeセクションを有効にする
$ sudo dpkg --add-architecture i386 # i386アーキテキクチャを有効にする
$ sudo apt -y update
$ sudo apt -y install steam # Steamをインストールする

Steam Playを使用する設定

ここからがネタです。といっても、Steamの設定画面だけなので、すぐに終わります。

  • Steamを起動する
  • メニュー[Steam]→[設定]を開く
  • [アカウント]→[ベータへ参加]を有効にする

Steam設定

OKボタンを押して、クライアントの再起動をする。 ベータ版クライアントが~/.steamにダウンロードされてSteamクライアントが起動したら、設定からSteam Playを設定する。

  • メニュー[Steam]→[設定]を開く
  • [Steam Play]の設定にチェックを入れて全部有効にする
    • [Enable Steam Play for Supoorted tiles]
    • Advanced
      • [Enable Steam Play for All titles]
      • [Steamからゲーム固有のセレクションではなく、このツールを使用してください]
      • Compatibility toolのリストからprotonのバージョンを選ぶ

Steam設定2

OKボタンを押してSteamクライアントを再起動すれば、Windowsのゲームが使えるようになります。

まとめ

以上、Steam Playの設定方法でした。

Steam Playについてまとめていますが、実をいうとLinux上でWindowsのゲームを遊びたければオープンソースのゲーム管理ツール「Lutris」のWine Steamを使ったほうが動くゲームも多く、楽につかえます。 こちらは配布元の非公式パッケージしかありませんが、興味のある人はこちらも試してみると良いでしょう。


2019-01-05

_ Teclast F6 ProにAndroid x86をインストールしてDebianとデュアルブートにして使う

今、自分が使っているノートPCのTeclast F6 Proは、画面がタッチパネルで折りたたむとタブレット形態になります。 これにAndroid-x86 Projectをインストールしたら使えるのでは?と思って試したら、とても使い勝手がよかったので情報として書いておきます。

最初に「デュアルブートにする」といっても、Android x86はLinux上にインストールして使うものなのでWindowsの人はごめんなさい。ま、使いたい人はWindowsを消してDebianに入れ替えればいいと思うよ。

Android x86のrpmパッケージをダウンロード

Android x86のページからrpmパッケージ版のAndroid x86をダウンロードします。

利用するAndroidのバージョンは、最新の8.1-rc2(2019/1現在)は、たまに挙動がおかしなことがあるので安定して使いたい人はcm-x86 14.1-r2か7.1-r2を使うのがよいでしょう。

alienを使ってdebに変換してインストール

alienを使ってrpmパッケージをdebパッケージに変換します。パッケージの変換は、ユーザー権限のまま行いたいのでalienと一緒にfakerootパッケージもインストールしておきます。

   $ sudo apt install alien fakeroot

インストールしたらdebパッケージに変換します。

   $ fakeroot alien -dc android-x86-8.1-rc2.x86_64.rpm

リリースページに書いてあるコマンドですが、「-ci」というオプションは変換してそのままインストールをするという危険な方法なので真似しないほうがいいと思います。

しばらくするとdebパッケージができるので、dpkg -c でdebパッケージ内のファイルを確認しましょう。

   $ dpkg -c android-x86_8.1-1_amd64.deb
   drwxr-xr-x root/root         0 2019-01-05 11:23 ./
   drwxr-xr-x root/root         0 2019-01-05 11:22 ./android-8.1-rc2/
   -rw-r--r-- root/root   1358701 2018-10-18 17:34 ./android-8.1-rc2/initrd.img
   -rw-r--r-- root/root   7344992 2018-10-18 17:34 ./android-8.1-rc2/kernel
   -rw-r--r-- root/root   1425194 2018-10-18 17:34 ./android-8.1-rc2/ramdisk.img
   -rw-r--r-- root/root 878026752 2018-10-18 17:34 ./android-8.1-rc2/system.sfs
   drwxr-xr-x root/root         0 2019-01-05 11:23 ./usr/
   drwxr-xr-x root/root         0 2019-01-05 11:23 ./usr/bin/
   -rwxr-xr-x root/root      1868 2018-10-18 17:34 ./usr/bin/qemu-android
   drwxr-xr-x root/root         0 2019-01-05 11:23 ./usr/share/
   drwxr-xr-x root/root         0 2019-01-05 11:23 ./usr/share/doc/
   drwxr-xr-x root/root         0 2019-01-05 11:23 ./usr/share/doc/android-x86/
   -rw-r--r-- root/root       171 2019-01-05 11:23 ./usr/share/doc/android-x86/changelog.Debian.gz
   -rw-r--r-- root/root       942 2019-01-05 11:23 ./usr/share/doc/android-x86/copyright

/(ルート)直下に大きなイメージファイルを置くだけのようですね。qemu-androidというコマンドも気になりますが、とりあえずはインストールしてみましょう。

   $ sudo dpkg -i android-x86_8.1-1_amd64.deb
   以前に未選択のパッケージ android-x86 を選択しています。
   (データベースを読み込んでいます ... 現在 378014 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
   android-x86_8.1-1_amd64.deb を展開する準備をしています ...
   android-x86 (8.1-1) を展開しています...
   android-x86 (8.1-1) を設定しています ...
   Generating grub configuration file ...
   テーマを見つけました: /boot/grub/theme/Vimix/theme.txt
   Found background image: /usr/share/images/desktop-base/desktop-grub.png
   Linux イメージを見つけました: /boot/vmlinuz-4.19.13-sipodev
   Found initrd image: /boot/initrd.img-4.19.13-sipodev
   Linux イメージを見つけました: /boot/vmlinuz-4.19.0-1-amd64
   Found initrd image: /boot/initrd.img-4.19.0-1-amd64
   Linux イメージを見つけました: /boot/vmlinuz-4.18.6-sipodev
   Found initrd image: /boot/initrd.img-4.18.6-sipodev
   Adding boot menu entry for EFI firmware configuration
   完了

Grubも更新されました。今、インストールしているDebian環境はUEFIとGrubを使っていますが、問題なく更新されました。 インストール作業は、これで終わりです。

実機でAndroid x86を使う

実機で使う場合は、再起動するとGrubのメニューにAndroid x86が追加されているので選ぶだけです。

Teclast F6 Proではタッチパッドは使えませんが、タッチパネルとキーボードは使えるので実用上困らないと思います。折りたたんでタブレットにすれば普通のAndroidタブレットと同じですが、画面の回転が強制回転にしてもできないので使えるのは横画面のみになります。

Debian上からAndroid x86を使う

気になるqemu-androidというコマンドですが、これはqemuを使ってインストールイメージを起動するスクリプトです。qemuとkvmをインストールした環境で、このコマンドを実行するとLinux上でAndroidが使えます。便利ですね。

では、qemu-androidを実行してみましょう。desktopファイルは登録されていないのでターミナルから実行してください。

   $ qemu-android

   /android-8.1-rc2/data subfolder exists.
   If you want to save data to it, run /usr/bin/qemu-android as root:

   $ sudo /usr/bin/qemu-android

   Please Enter to continue or Ctrl-C to stop.

Enterキーを押すと、こんなエラーが出て止まります。(7のときはエラーが出ても起動してたのでタイミングの問題かもしれないけど)

   qemu-system-x86_64: Display 'sdl' is not available.

Debianのqemuは、表示にgtkを利用するためにsdlが無効になっています。しかし、qemu-androidではsdlが指定されているのでエラーになります。

オプションを変更すれば良いことがわかったのでスクリプトを修正します。 表示関係のqemuオプションを確認するとこうなっています。

   Display options:
   -display sdl[,frame=on|off][,alt_grab=on|off][,ctrl_grab=on|off]
               [,window_close=on|off][,gl=on|core|es|off]
   -display gtk[,grab_on_hover=on|off][,gl=on|off]|
   -display vnc=<display>[,<optargs>]
   -display curses
   -display none
   -display egl-headless[,rendernode=<file>]                select display type
   The default display is equivalent to
           "-display gtk"

sdlをgtkに置換するだけで良いみたいですね。ということでスクリプトの最後にある起動部分のオプションを置換した結果がこちらです。

   $ diff -u qemu-android.orig qemu-android
   --- qemu-android.orig	2019-01-05 12:03:38.314022031 +0900
   +++ qemu-android	2019-01-05 12:08:42.838152569 +0900
   @@ -65,7 +65,7 @@
    }

    # Try to run QEMU in several VGA modes
   -run_qemu -vga virtio -display sdl,gl=on $@ || \
   -run_qemu -vga qxl -display sdl $@ || \
   -run_qemu -vga std -display sdl $@ || \
   +run_qemu -vga virtio -display gtk,gl=on $@ || \
   +run_qemu -vga qxl -display gtk $@ || \
   +run_qemu -vga std -display gtk $@ || \
    run_qemu $@

これでqemu-androidを実行してもエラーも出ること無く起動するようになりました。

まとめ

これ、ずっと前から使ってて地味に活用してます。 あとは縦画面にできればPDFが読みやすくなるのだけど、誰か教えてください。


2018-12-31

_ 2018年もありがとうございました

2018年も終わりです。tDiaryは本当に止めたい。もういい加減止めたい。3年越しやで…。

さて、今年を振り返ると2月に初の青色申告をしました。つらかった。それが、またやってきます…。 それは置いといて2月には韓国に行ってきました。韓国に行ってKorea Community Dayで話をしたり、デヒョンさんを始め韓国オープンソース・コミュニティの人たちと話をしてきました。そうすると、韓国のコミュニティにはいろいろ深い事情があることが分かって「コミュニティとは」と考えるところからスタートしました。

その時、自分自身の課題として「(言語問わず)会話ができない」という事もわかって、「話をする」という事についても考えました。 それが直接のきっかけではなかったけど「韓国語を勉強したい」という気持ちになって4月からは韓国語を習い始めました。

当初の目的では週一に開かれるのでそのペースで勉強できるかと思いきや、自分の行ってる民団の西播韓国学園では入門クラスの人数が少なく正式には開講できないという事で、先生のプライベートレッスンという形で受ける事になりました。 先生と自分ともう一人の受講生だけで人数が少なく、ぜいたくな授業かと思いきや、気が抜けずつらかった…。今は初級クラスの人が入ったので少し楽になったけど、最初は本当にしんどくて夢に出てくるぐらいでした。

予期せぬ形でスタートしましたが、先生を始め、普段、接点がないような人たちと会うというのは楽しいのでなんとか続いています。10月には影絵もやったし、これからも続けていきます。

7月には、加古川でCode for Harimaをスタートさせました。これも4月ぐらいに「播磨地域でオープンデータの事をやっている人いませんか?」という問い合わせに始まり、リサーチのために動いてたら、あれよあれよという間に人がつながってスタートすることができました。

始めたばかりで、どういう形になるかわかりませんが集まった人たちは、いろいろな分野で活躍している人たちなので、これからが楽しみです。

8月は台湾のDebConf 18!に行ってきました!楽しかった!オードリー・タン氏のセッションやDebian Diversity BOFに衝撃を受けたり一週間ほどいましたがとても楽しかったです。しかし、ここでも「会話できない」ことで悩むのでした。

オープンソース系の活動は、LibreOffice日本語チームの活動に力を入れてたのが一番でしょうか。 12月にOSC福岡と九州LibreOffice勉強会に行ったり、The Document Foundationメンバーに申し込みをしたり、LibreOfficeの広報に力を入れたいと思ってFacebookとTwitterの中の人をはじめたり、いろいろやってます。 2019年は良い感じになると良いなぁ。

個人的なことでいうと、11月にADHDの診断を受けて薬を飲み始めました。2カ月ぐらい経ちましたが効いてきたのか以前より段取りがうまくできるようになった気がします。あと、薬と韓国語教室、両方のおかげか会話ができるような気がしてきました。とりあえず来年、一年、様子を見てどうなったか比べたいですね。

という感じで振り返ってみました。余裕があったかどうかは分かりませんが2018年は充実した一年だったと思います。来年もこの調子で続けていきたいので、よろしくお願いします。

Tags: life

2018-12-13

_ LibreOfficeを使ってるならTelegram messengerの「LibreOffice-JA」グループに入ろう

これはLibreOffice Advent Calendar 2018の13日目の記事です。

途切れさせないためにサラっと小ネタなどでも。

オープンソース・プロジェクトでチャットといえばIRCだったのですが、それが今はSlackに…とはならずにオープンソース界隈ではTelegram Messengerというメッセンジャーサービスがよく使われています。

たとえば、KDEOpneStreetMapといったコミュティも使ってますし、LibreOfficeももちろん使っています。

Telegramの何がいいかと言うとセキュリティや気密性などいろいろ挙げられますが、今どきのメッセンジャーサービスなのでスタンプ(Sticker)が使えることですね。(そこ!?)

ほかには、台湾に行ったときはFranklinさんと連絡を取るときに使ったし、韓国に行ったときはOSSな人たちとTelegramの友達になったので連絡取りやすくなったし、個人的な連絡手段して使えるところですね。(そこ!?)

長い前置きはさておき、TelegramにはLINEグループのようにグループチャット機能がありまして、そこに日本語で会話できるLibreOffice-JAグループがあります。

Telegram web

ですが、登録人数がまだ7人です。これでは非常に寂しいのでみなさん入ってください。 登録リンクはこちらから。

クライアントですが、スマホ以外にLinuxデスクトップ版もあるしブラウザからでも使えるのでとても便利です。


2018-12-11

_ LibreOffice Writerで脚注にカッコをつけたい

これは「LibreOffice Advent Calendar 2018」の11日目の記事です。

Twitterで「LibreOffice」で検索していると、こんなツイートを発見しました。

これは理不尽だし怒る気持ちもわかるので、LibreOffice Writerで脚注にカッコをつける方法をまとめました。

脚注番号にカッコをつける

脚注につけるカッコにはいろいろありますが、ツイートされていた「(番号)」という形の丸カッコをつけた脚注を作ります。

まず、カッコの前に脚注のつけ方ですが、脚注はメニュー[挿入]→[脚注と文末脚注]から[脚注]または[文末脚注]で挿入できます。 問題は、この脚注にどうカッコをつけるかですが、これは簡単です。 メニュー[ツール]→[脚注と文末脚注]に脚注の設定があるので、そこに設定をすればカッコがつけられます。

脚注の設定からカッコを追加

具体的には「脚注と文末脚注」設定画面にある「自動番号付け」の「前」と「後」にカッコを入れれば脚注にカッコがつきます。

脚注にカッコがついた

脚注の書式について

「脚注と文末脚注」設定画面にありますが、脚注のそれぞれの部分にはスタイルが割り当てられているので、書式を変更するにはスタイルの書式を変更します。各部分のスタイルは以下のようになります。

  • 脚注: 段落スタイル「脚注」
  • 脚注番号: 文字スタイル「脚注番号」
  • 脚注参照番号: 文字スタイル「脚注参照番号」

脚注の文は段落スタイルですが、番号は文字スタイルなので気をつけてください。

脚注参照番号にカッコをつける

さて、脚注にカッコがつきましたが、本文には脚注を参照する脚注参照番号があります。脚注参照番号は番号のままなので、こちらにもカッコをつけます。

Alt. Search拡張機能をインストール

脚注参照番号にカッコをつける方法ですが、手でつけていくのは大変なので検索で選択して一括でつけます。 しかし、通常の「検索と置換」では選択できません。 では、どうするかというとAltSearchという高機能な検索ができる拡張機能を使って脚注参照番号を検索、選択してつけていきます。

拡張機能のインストール方法は、上のページか、このリンクからAltSearch.oxtをダウンロードします。

メニュー[ツール]→[拡張機能マネージャー]を開き、「追加」ボタンをクリックしてダウンロードしたAltSearch.oxtを指定すればインストール完了です。

拡張機能マネージャー

「閉じる」ボタンを押すとLibreOfficeを再起動するか尋ねられるので、ファイルを保存した後にLibreOfficeを再起動すればAlt.Searchは使えるようになります。

Alt.Searchを使った脚注参照番号の選択とカッコの追加

では、カッコをつけていきましょう。カッコの付け方は以下の手順のようになります。

  1. メニュー[編集]→[Alt. Find & Replace]を選択して、Alt.Search画面を開く
  2. 「Search for」にExtendedメニューからFootnoteを選んで「[::Footnote::]」と入力
  3. 「Replace」に「(\0)」と入力する
  4. 「Replace All」ボタンを押して置換する

脚注参照番号にカッコをつける

これで置換できましたが番号とカッコのサイズが違うので、カッコに脚注参照番号スタイルを適用してサイズを揃えます。

  1. メニュー[編集]→[Alt. Find & Replace]を選択して、Alt.Search画面を開く
  2. 「Search for」に「\(.\)」と入力する。(丸カッコは「\」(バックスラッシュ)でエスケープする必要があります)
  3. 「Replace」に「\C{脚注参照番号}」と入力する。(文字スタイル「脚注参照番号」を適用する)
  4. 「Replace All」ボタンを押して、文字スタイル「脚注参照番号」を適用する

脚注参照番号にスタイル適用

これで脚注と脚注参照番号両方にカッコがつきました。

完成

最後に

脚注にカッコをつけるのは簡単にできるので、卒論を書いている方(じゃなくても)もカッコつけてください。


2018-12-07

_ スクリーンショットツール「Shutter」をAppImage化してみた

今年の4月ぐらいにスクリーンショットツール「Shutter」の代わりがない問題と書きましたが、Perlの更新とともにDebianのリポジトリから見事に消されました。 どうしようかと思いつつ代わりのツールを試したのですが、しっくりこないのでStretchにあるShutterパッケージをAppImage化して、もう少しだけ延命を図ることにしました。

AppImageの実行ファイルは置かないので、各自自分で作ってください。

参考

これ以外に参考になる文書は無いと思います。

AppImageファイルの作り方

AppImageのレシピがあるAppImagesリポジトリをクローンして中に入ります。

 $ git clone https://github.com/AppImage/AppImages.git appimages
 $ cd appimages/

以下のレシピをshutter.ymlなど適当な名前で保存して、recipes/ディレクトリ以下に保存します。gistにも同じものを置いてます。

 app: shutter
 binpatch: true

 ingredients:
   dist: stretch
   packages:
     - libxml-sax-expat-perl
     - libimage-exiftool-perl
     - libnet-dbus-glib-perl
     - libgoo-canvas-perl
     - libgtk2-appindicator-perl
   sources:
     - deb http://deb.debian.org/debian/ stretch main
   pretend:
     - libdbus-1-3 1.10.26-0+deb9u1
     - libgtk2.0-0 2.24.31-2

debパッケージをAppImageに変換するシェルスクリプトpkg2appimageを実行して、パッケージをAppImage化します。

 $ ./pkg2appimage recipes/shutter.yml 2>&1 | tee shutter.log

しばらく待つとout/ディレクトリ以下にイメージが出来上がっているので実行します。

 $ ./out/Shutter-0.93.1.glibc2.17-x86_64.AppImage

まとめとか

実を言うと、そのままレシピを書いて作れるかと思いAppImage化に手を付けましたが、パッケージの依存関係が解決できずに止まってしまうので放置してました。

ある日、気になってドキュメントを読むと、pretendのところに「正確なバージョンが無いとパッケージのインストールが拒否されることがあります。それを回避するにはpretendにバージョン番号を指定します。」と書いてありました。

なんの事かと調べたら、AppImage化に不要なライブラリパッケージを除外するために存在しないバージョン番号を指定しているようで、これにひっかかると依存関係が芋づる式に解決できなくなってパッケージがインストールできなくなる、という事のようでした。

原因を探っているとき、パッケージのワークディレクトリにexcludedeblistというファイルがあったので改めて見ると引っかかったであろうdbusとgtk2のライブラリがあったのでpretendに指定してビルドすると…。

できた!

ということでAppImageパッケージができましたが、正直なところ、まだよくわかってないです。

パッケージのクオリティを上げたところで、この先、Shutterが使えなくなる事は目に見えているので一応使えればいいかということでメモを公開しました。

_ Shutterの代わりにKsnipがいいところまで来ているけど、まだもう少しな感じ

そう。いい感じなんだけど画像をためて編集ができないのが、ちょっとつらい。


2018-12-04

_ LibreOfficeのちょっとよくわからない機能

これは「LibreOffice Advent Calendar 2018」4日目の記事です。

小ネタです。 LibreOfficeには「なんでこんな機能があるの?」と思う機能がたまにあります。その一つがDrawやImpressで平面図形を立体化する「立体」(3D)と「浮き出し」(Extrusion)です。

「立体」は、図形を変換して立体化する機能です。メニュー[シェイプ]→[変換]→[立体に変換]かコンテキストメニューから使えます。一方の「浮き出し」は、図形を押し出して立体化する機能です。図形描画ツールバーにある「浮き出しの切り替え」ボタンを押すと利用できます。

図形に両者を適用した結果がこれです。

立体と浮き出し

一緒やん!

大きな違いとしては「立体」は変換をするので元の図形に戻せません。「浮き出し」は「浮き出しの切り替え」ボタンを押すと元の平面の図形に戻せます。 細かい違いとしては「立体」はレイトレーシングで光源処理が違う、写真などのビットマップを立体化してパースが付けられるなど。「浮き出し」は3D設定ツールバーにあるボタンからしか回転できないなどがあります。

しかし、図形につける視覚効果としては、ほぼ一緒。立体物として回転させることや厚みの変更、色の変更もできるし別々になっている意味がわからない…。なんで、これを別機能として実装したのだろう?


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