選挙を手伝ってきた

nogajun
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4月も終わりだけど、これは書いておかないとと思ったので書いておきます。

任期満了にともなって高砂市市長選挙が3月31日から4月7日までありましたが、その選挙の手伝いに行ってきました。

というのも知り合いが、いや、Code for Harima立ち上げメンバーの1人でもある石本れいこさんが市長選に出るということもあって、これは手伝わねば!と行ってきました。

最初に「市長選に出る」と聞いたときは、ひっくり返りましたよ。みんなひっくり返ってたのですが。

で、普段からヒルカラナンデス見てるし、ちょうどセンキョナンデスを見て気分が盛り上がっていたところに知り合いが選挙に出るというなら、これはリアルセンキョナンデスじゃん!ということで記録です。

選挙人名簿書き取りの手伝い

選挙運動期間は3月31日からの1週間だけど、手伝いは2月からあってお知らせのハガキを送るための選挙人名簿の閲覧と書き取りも手伝っていました。

これ、最初からおかしくて、このおかしいというのは笑えるという意味ではなく本当に選挙制度の設計が間違っているという意味でおかしいです。

公職選挙法で、選挙に出る人は選挙人の情報を持ってないから閲覧、書き取りして選挙のお知らせの送付に使ってもいいですよと決まっています。一見、ありがたいように見えますが書き取りは手書きのみ。マジですか…

石本さんのような政党がない組織で、手伝ってくれる人も平日昼間は仕事があって手伝いに来これる人はわずかしかいません。その状態で何千人もの住所を手書きで書き取りなんてできるわけがない。

さすがに無理なのでPC入力とポータブルプリンターでその場で印刷したものを選管がチェックするという形だったけど、それでも何人もの人が何日かかかって上限に近いところまで書き取りました。

あと、書き取りするときには選挙管理委員会の人がずっと張り付きで監視しているのだけど、選管は市役所職員でその張り付いている時間、普段の仕事もあまりできない状態です。こちらは書き取りの人が少ないので必然的に時間がかかり、お互い負担をかけている状態。これ、誰も得していない。

結局、この制度で得をしているのは政党しかなくて、政党は人を動員して1日で一気に書き取りできるけれど。バックになにもない人は何日もかかるし、選挙のために無償で働いてくれる創価学会や統一教会信者が活躍するのもわかるような気がしました。

ていうか選管はデータで持っているのだからデータで出せ!なんで、こんな非効率的なことしなきゃいかんのかと思ったのでした。

3月31日 選挙運動初日

3月は大学の授業準備があって手伝いはしてなくて、選挙運動期間になる3月31日の初日に行ってきました。

とはいっても「事務所に朝8時半集合」とだけ聞かされて内容はなにも知らされていません。出陣式の賑やかしかなーと思ってたら朝から晩まで働かされました。

朝、着いたら選挙ハガキの宛名貼り。「あの入力した物がこうなったか」と思うこともなく黙々とハガキに宛名シールを貼ります。

その次は、チラシとポスターの証紙貼り。選挙に使うチラシやポスターは選管からの証紙が貼ってないと使えないので、それをひたすら貼る作業ですが、これが全部手作業。

証紙はプライスガンのようなもので貼れるものではなく1つ1つ台紙から取って貼り付けしなければいけないタイプで、ものすごく手間がかかります。ここでも人手です。手伝いを呼べなければ絶対無理ですやん…

11時ぐらいまで証紙貼りをしたら、やっと出陣式でした。 出陣式は和やかな感じで終わりましたが、そこでなんと、お昼から石本さん自ら市内を自転車で回るお供をすることに。

石本さんが市内を自転車で回りながら要所要所で街宣車と合流して演説するという活動のお供をしていましたが、演説場所は決まっていても自転車で回るルートが決まっていません! どうしたらいいの!

ということで石本さんがルートを決めて走るという、なんとも素人な活動で街宣活動開始。いや、これ、素人すぎるだろ…(笑)

ぐるぐる回っては演説をしていましたが、自転車で走ること自体は人を見かけたら話しかけるのでゆっくり走るしポカポカ陽気で楽しかったです。

しかし、演説自体は誰も慣れてないので聞こえない方向で話をしたり手探り状態。マジ素人すぎ。大丈夫か?と思ってたら石本さんも初日でペース配分がわからず、そして暑さもあって口も回らなくなったので一旦事務所で休憩に。

その後、石本さんは街宣に戻りましたが自分は選挙ハガキの宛名貼りをして夕方、帰宅しました。

結果を受けて

結局、石本さんは2位で落選しました。

20時の締め切り時点で神戸新聞がゼロ打ちを出していたので「大差がついたのか」と思ってましたが、23時の開票終了後の結果を見てびっくりしました。 13267票と9425票で現職に迫る勢いですごい結果!

維新の候補と石本さんで票が割れていなければ勝てたかもしれないと思うと悔しいし、維新は迷惑だからとっとと解散して。マジで。

ちなみに維新の悪行については「維新ペディア」というサイトがあるので、これを見るとアイツらがただの犯罪者集団ってわかります。

さて、選挙は楽しかったです。横で見ていて「自分ならこうするな」と思うところがいくつかあったので、いつか出てみたいです! あとは投票率かなー。投票率が40%の選挙ってさすがに低いので最低半分は投票があると、また結果が変わったかも。

いろいろありましたが石本さん、お疲れ様でした。