gobbyを使ってローカルネットワーク環境内で共同でドキュメントを書く

nogajun
nogajun

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「インターネットに繋がらないローカルネットワーク内で共同でドキュメント作成をしたいのだけど何を使うといい?」という質問があったので、「gobbyがいいんじゃないすかねぇ」とあいまいに答えたのだけれど、ずっと昔に使ったきりでセットアップの方法を忘れていたので調べてみたメモ。

avahiをインストールする

gobbyとは直接関係ないけれど、ネットワーク内でマシンを見つけるには、avahiがあると楽だと思うのでインストールしておきます。

$ apt-get install avahi-daemon avahi-utils

インストールしたらavahi-browseで、ネットワーク内のマシンを探せるか確認します。

$ avahi-browse -at

これで、ネットワーク内のマシンがズラズラっと表示されるはず。

Windowsの人はAppleのBonjourをインストールして確認、と思ったらAppleのドキュメントがアップデートされてなくて、調べる方法がわかんないですけど。

gobbyサーバー(Infinoted)を起動する

以前、使った時はsobyというサーバーを使っていたのですが、今どきはInfinotedを使うそうで知識のアップデートは必要ですね。

パスワード無しでとりあえず動かすだけならこれでOK ユーザー権限で起動します。

$ infinoted --security-policy=no-tls

パスワードをつけて動かしたりする場合は、設定を書く必要があります。 ~/.config/infinoted.confに以下の設定を書きます。certificate-fileとkey-fileは生成した鍵を置く場所ですが、フルパスで書いておきます。この辺りの詳しい解説はgobby wikiを見ると書いてあります。

[infinoted]
security-policy=require-tls
certificate-file=/home/USER/.config/infinoted/infinoted.cert
password=(ログインパスワードを書く)
key-file=/home/USER/.config/infinoted/infinoted.key

設定を書いたら暗号化のための鍵を生成します。

$ infinoted --create-certificate --create-key

鍵を生成したら、ユーザー権限でinfinotedを起動します。

$ infinoted

gobbyを使う

gobbyを起動するとavahiで見つかるマシンがリストアップされるので、適当なマシンに接続します。

gobby

接続してドキュメントを作成すると、別のクライアントからも作成したドキュメントが見えるようになるので、参加する場合はドキュメントをダブルクリックして編集に参加します。

_ EtherPad Lite

ここまで書いてナンだけど、もしかするとEtherPad Liteのほうが向いてるかも。

ただ、node.jsが必要でRaspberry Pi/Raspbianだとwheezy-backportsがないから、インストールがちょっと面倒なのがあるけど。