アプリケーションの音をPipewire経由してOBSでキャプチャする

nogajun
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最近のLinuxデスクトップでは、ビデオやサウンド全部をひっくるめて引き受けるマルチメディアサーバーのPipewireが使われています。といっても、気づかないうちにPulse AudioのふりしてPipewireが入れ替わっていたので、まだ、Pulse Audioが動いていると思っている方も多いのではないでしょうか。

って私ですけど。

いや、入れ替わっていたのは知ってたけどPulse Audioと変わらずデバイスも見えてるし、使い勝手も変わらないので違和感なく使ってましたが、OBSでアプリの音もキャプチャしようとしたら以前、設定したデバイスが見えません。

KDEの音量設定ではアプリが見えているのになぜ?と思って悩んでいたけれど、ふと、気がつきました。

「あ!これはPipewireに変わったからだ!」

そうと分かれば即座に検索すると、あっさり解決。すでにPipewireのプラグインを作っている方がいらっしゃいました。

githubのリリースページからプラグインのバイナリをダウンロードして、Flatpak版を使っている場合は ~/.var/app/com.obsproject.Studio/config/obs-studio/plugins 、パッケージ版の場合は ~/.config/obs-studio/plugins 以下に展開してOBSを再起動すればソースにPipewireのキャプチャメニューが増えているはず。

特定のアプリの音をOBSに流したい場合は、増えたソースのメニューにある「Application Audio Capture(Pipewire)」を選べばアプリの音を流すことができます。

いやー、Pulse Audioに比べると超楽になりました。