GnuCashで決算と期首処理

nogajun
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GnuCashを使った確定申告についてはgnucashタグでまとめてあります。こちらもご覧ください


2月は青色申告もあって2月末には韓国に行ったり3月はじめには東京に行ったりとバタバタしてましたが、やっと落ち着きました。

落ち着いたので旅費、経費の精算をしようと思ったらGnuCashの期末/期首処理をしていなかったので忘れないようにメモ。

追記: これはGnuCashの会計ファイルを年度を繰り越して1つのファイルで使い続ける人のためのTipsです。毎年新しいファイルを作るのであれば(1つのファイルを使い続けることにこだわりがなければ)、この処理は必要ありません。

決算の手順としてはこんな感じ。

  1. メニュー[編集]→[設定]の「会計期間」が前年度になってるか確認
  2. 「純資産」の下に「当期利益(損失)」科目を作る
  3. メニュー[ツール]→[決算]を選ぶ
    • 「決算日」を前年度の末日(12月31日)に指定
    • 「収益合計」を「純資産:当期利益(損失)」に指定
    • 「費用合計」を「純資産:当期利益(損失)」に指定
    • 「説明」は後でわかるように入力。とりあえず「2017(H29)年度決算整理」と入れた

これで売上と費用が「当期利益(損失)」に振り替えられて、それぞれが0になったはず。 当たり前ですがクレジットなどの負債は残ります。

続いて「当期利益(損失)」を0にします。「当期利益(損失)」科目を開いて以下のように入力。

  • 「日付」は今年度の1月1日
  • 「説明」は後で分かるように入力。とりあえず「2018(H30)年度期首処理」と入力
  • 「資金移動」は「元入金」科目
  • 黒字の場合
    • 「減少」に「当期利益(損失)」の金額を入力
  • 赤字の場合
    • 「増加」に「当期利益(損失)」の金額を入力

そして「事業主貸」科目と「事業主借」科目も0にします。

  • 「日付」は今年度の1月1日
  • 「説明」は後で分かるように入力。とりあえず「2018(H30)年度期首処理」と入力
  • 「資金移動」は「元入金」科目
  • 「事業主貸」の場合
    • 「減少」に「事業主貸」の金額を入力
  • 「事業主借」の場合
    • 「増加」に「事業主借」の金額を入力

これで大丈夫なはず。