古い無線LANアダプタはファームウェアのバグで「ネットワークインターフェイスの新しい命名方法」のデバイス名を使うとネットワークに接続できない

nogajun
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Debianで「古いBuffaloのUSB無線LANアダプタでネットに繋がらない」という相談を受けました。

この問題の原因から書くと古いチップの無線LANアダプタはファームウェアに問題があり新しい命名規則を使ったネットワークインターフェイスでは接続できないそうです。

家にあったBuffaloのWLI-UC-GNM(Ralink RT8070)で試すと見事にそれに引っかかり、アクセスポイントを選択してパスワードを入力しても認証で勝手にコケるという症状に出ていました。

解決方法としては、古いネットワークインターフェイス名に戻すと使えるようになります。

リンク先に書いてある古いネットワークインターフェイスに戻す方法は2つあり両方とも書きますが、実行するのはどちらか片方だけでよいです。

解決方法1: シンボリックリンクを張って無効にする

以下のようにシンボリックリンクを貼ります。

 $ sudo ln -s /dev/null /etc/systemd/network/99-default.link

USB無線LANアダプタを抜き、再度挿し直します。

解決方法2: カーネルパラメータ「net.ifnames=0」を加えてマシンを再起動する

/etc/default/grubを編集して「GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT」に「quiet net.ifnames=0」を追加します。

 $ sudo editor /etc/default/grub

 GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet net.ifnames=0" ←「net.ifnames=0」を追加

update-grubを実行してgrubを更新します。

 $ sudo /usr/sbin/update-grub

PCを再起動します。