DebianでrEFIndブートローダーを使う

nogajun
nogajun

見た目がかっこよくてテーマが使えるブートローダーのrEFIndを使いたいと思ったので試してみました。

試すといっても実機で起動不能になるのは嫌なのでvirt-managerにbullseyeをインストールして試していました。そうしたら、設定できているはずなのにメニューに何も表示されません。それでずっと悩んでいましたが、悩んだ末にSourceForgeにあるrEFIndのdebパッケージを使うとあっさりメニューが表示されて解決してしまいした。

メニューが表示されない原因は、どうやらqemuのUEFIとbullseyeのパッケージ(0.11)の組み合わせの問題のようで、今のバージョン(0.13)では解決しているというオチでした。

ということで、Bullseyeで試す人はrEFIndのダウンロードページからdebパッケージをダウンロードして使ってください。bookworm以降ではDebian版パッケージでも大丈夫です。

インストールと設定

インストールと設定ですが、rEFIndのダウンロードページからdebパッケージをダウンロードするほかに、起動不能になっても大丈夫なよう仮想マシンではCDイメージを、実機で使う場合はフラッシュドライブ版イメージも一緒にダウンロードしてそこから起動できるように準備してください。そうしないと修復がとても面倒になります。

あとはダウンロードしたdebパッケージをインストールします。grub2はインストールしたままでOKです。

$ sudo apt install ./refind_0.13.3.1-1_amd64.deb

パッケージをインストールすると自動的にrefind-installが実行されてカーネルのブートは設定されますが、/boot/efi/EFI/refind/refind.confにあるUbuntuのエントリの部分をこんな感じでDebianに置き換えればgrub2もチェインロードできます。

menuentry Debian {
    loader /EFI/debian/grubx64.efi
    icon /EFI/refind/icons/os_linux.png
    disabled
}

ということで設定することもほとんどないので、rEFIndのページで一緒に配布しているsnowyテーマもインストールして設定してみました。

refind+snowy

設定は、snowyテーマのzipアーカイブを/boot/efi/EFI/refind以下に展開して、refind.confの最後の行にinclude refind-snowy.confを追加するだけです。

それにしてもトラブルのせいで、この画面を出すだけで、めっちゃ苦労した!