GnuCashで仕訳帳, 総勘定元帳, 貸借対照表, 損益計算書の出力と気づいたことメモ

GnuCashの利用について質問のメールを送ってこられても私は税理士では無いので答えられません。
心配をするのであれば税理士や税務署などとご相談の上、ご自分の判断でお使いください。また、nofuture.tv内の記述を読んで実行したことにより、なんらかの被害を被ったとしても筆者は一切、責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
ということで3回目の確定申告も終わりました。過去2回、GnuCashを使った青色申告について書いているので、これを見れば大体できるはず。
- 過去のGnuCashについての記事一覧: https://www.nofuture.tv/tag/gnucash
- 個人事業主になって初めて青色申告をすることになったのでメモとTips - Days of Speed(2018-02-12): http://www.nofuture.tv/20180212
- GnuCashで決算と期首処理 - Days of Speed(2018-03-07): http://www.nofuture.tv/diary/20180307
けど、やっぱり忘れてたりするので改めて気がついたGnuCashのTipsを書きます。
GnuCashで仕訳帳, 総勘定元帳, 貸借対照表, 損益計算書の出力
これ、どうやってたか忘れてググると妹尾さんのサイトがありました。
- GnuCashによる確定申告に必要な帳簿と決算書の作成 – senooken.jp: https://senooken.jp/post/2020/02/24/
これに書いてあること、そのままやれば良いので特に書くことはありませんが、妹尾さんのサイトでは英語表記になっているので日本語メニューの場合を書いておきます。
- 仕訳帳: メニュー [帳票]→[資産・負債]→[一般仕訳帳]
- 総勘定元帳: メニュー [帳票]→[資産・負債]→[総勘定元帳] を開き、オプション画面「勘定科目」の「すべて選択」を選ぶ
- 貸借対照表: メニュー [帳票]→[資産・負債]→[貸借対照表]
- 損益計算書: メニュー [帳票]→[収益・費用]→[損益計算書]
あとはツールバーにある「帳票をエクスポート」からHTML、「帳票を印刷」からPDFが出力できます。
一つのファイルを使い続けることに、こだわらなくても良い
GnuCashのいいところは一つのファイルを使い続けられることですが、会計年度や期首処理の意味を分からず(GnuCashの)決算を行うとお手上げになってしまいます。その場合は、新しく始めたほうがよいです。
帳簿は確定申告のためにつけています。帳簿だけにこだわっていると肝心の確定申告の作業ができないので仕事もなく稼ぎもない零細個人事業主は、新しいファイルを作ってスパッと始めたほうが楽です。
Flatpak版GnuCashを使う場合の注意
通常、GnuCashを利用する場合はディストリビューションが配布するGnuCashで問題無いはずですが、事情で利用できない場合はFlatpak版GnuCashもあるので、こちらを使いましょう。
これはすでに解消されているので必要ありません。
Flatpak版GnuCashを利用する場合の注意としては、そのままでは日本語が入力できません。なので、こちらに書いた事を行って日本語が入力できるように設定する必要があります。
- Flatpakアプリで日本語入力ができないときにする2つの事 - Days of Speed(2020-02-29): http://www.nofuture.tv/diary/20200229.html#p01