RAZR M 201Mのバッテリーが膨らむ

nogajun
nogajun

_以前使ってたMotorola RAZR M 201Mですが再起のため、いじろうと思ったら、なんかヘン。 背面のぽっこり出たこの違和感は、もしかしてバッテリーが危ない状態?

バッテリー内蔵型で交換はバラすしか無いので、これ以上使うのは止めたほうがいいな。

_ファイナルファンタジーXIVオンラインMac版についての考察とLinux版も出して!という希望

はてブ経由で「Mac版クライアントはなぜこの状態で売ったのか? 」というファイナルファンタジーXIV掲示板の投稿を見ました。

内容は、ファイナルファンタジーXIVオンラインMac版のパフォーマンスが悪い事を訴える投稿で、その文章に「クライアントの中身見てみるとtransgamingというフォルダの中に」という一文が…。

TransGaming!! Linux界隈で名前を聞くことはなくなったけど、まだやってたのか!

その昔、TransGaming社は、フォークしたWineに独自のDirectX実装を載せて「Codega」(その前は「WineX」)という名前で販売していました。しかし「収益が出ないので企業向けに注力する」と声明を出してコンシューマから撤退。と、ここまでの記憶はあったけれど、まさか、こんなところで名前を見かけるとは。

最近の主力事業はゲーム配信システムだったようだけど、企業向けにWineベースのゲーム移植も続けてて最近、nVidiaに買収されたとのこと。

FF XIVについてはTransGaming側からプレスリリースが出ていて、地道に続けてここまで来たという事のようです。

事業がちゃんと続いてて良かったなー。うれしいよー。

オッサンの昔話はさておき、元投稿とはてブのコメントのコメントに違和感がありました。

Wineは仮想マシンではなくWindows API互換レイヤーでWindowsバイナリがそのまま動いています。API変換で多少のオーバーヘッドはありますが基本的な実行速度は同じです。 日記には書いてませんでしたが、カスタムメイド3D2の体験版とかグリグリ動いてます。

Debian上のWineを使っていて「動くアプリ」と「動かないアプリ」はあっても、動くアプリの場合、体感できるほど遅いアプリに遭遇したことはなかったですし、「遅い」と書いている人はWineを使ったことがないと思われるので、なぜFF XIVが遅いのか状況を考察してみました。

なぜFF XIVは遅いのか

元の投稿者のマシンスペックを見ると

    MacBook Pro retina 2012
    OS:10.10.3
    CPU:Corei7 2.3GHz
    メモリ:16GB
    SSD256GB
    ビデオカード:Geforce GT 650M 1024MB

とのこと。これを見ると、ノートの中では昔はハイエンドだったけれど今ではミドルエンドあたりのスペックでしょうか。 スクエニの推奨動作環境を確認すると、2014年以降のMacでYosemiteとのことなので、ゲームマシンとしてはスペック的に厳しい気がします。

Wineについてですが、YouTubeにあったArch LinuxのWine Staging 1.7.45を使ってFF XIVを動かしている動画がありました。これを見る限りは、設定がもっとも低い設定だったとしても特にパフォーマンスが悪いようには見えません。

現在のWineはDirectXの実装も進み描画パフォーマンスもかなり上がっていますが、TransGamingのWine(Codega/WineX)はライセンス変更以前(BSDライセンス)の古いWineをフォークしています。 もし、その古いWineを使っているなら、現在のライセンス(LGPL)のWineからコードは取り込めないので一概に「Wine」といっても中身は大幅に違っていると思われます。

上のような状況から考えると、スクエニ/TransGamingのチューニング不足とマシンスペック不足が重なって、「遅い」という状況が生まれたような気がします。

まとめ

はてブのコメントは自転車置き場の議論と同じなのでさておき、Wineを使った移植は悪くない選択だと思います。 ただ、スクエニさんにとっては、こういう使い方は初めてで微妙な出来になってしまったと思うので、これに懲りずWineを活用してノウハウを貯めればいいと思います。

そして、ゆくゆくはスクエニのソフト全部Linux版を出してくれればいいなぁ。(SteamOSもあるし!)