「みんなの自動翻訳@TexTra」はオープンソース関連文書の翻訳に唯一使える機械翻訳サービス

nogajun
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_ ここに書いてなかったので書いておきます。 今年(2019年)の春に、こういうニュースがありました。

みらい翻訳には、NICTが開発した翻訳エンジンを使っていますが、NICTも語彙収集を目的として同じ翻訳エンジンのサービスを提供しています。これが「みんなの自動翻訳@TexTra」です。

多くの機械翻訳サービスは、利用規約で個人利用に限定をしていたり、生成された翻訳文の転載を禁じていたりするのでオープンソース関連の文書の翻訳に利用できませんが「みんなの自動翻訳@TexTra」は利用規約に例外規定を設けてオープンソース・ライセンスの文書やオープンソース・ソフトウェア添付文書の翻訳に利用してもよいことになっています。 また、質問・要望のフォーラムでは、開発者の方が「利用してもよい」と明言されています。

フォーラムのスクリーンショット

また、翻訳ツールのOmegaT上から「みんなの自動翻訳@TexTra」を利用するプラグインも開発されています。

これと英辞郎辞書(英辞郎はテキストが販売されていて変換してOmegaTで利用できます)と組み合わせると、かなり効率が上がります。

オープンソース関連翻訳で以前、こういう騒動がありました

翻訳サービスを利用する上で大前提で当たり前の話ですが、翻訳サービスが利用できると言っても翻訳結果がそのまま利用できるような訳文は出てきません。訳文をそのまま使うことはできないし、使うこともありえませんが、参考訳文として利用すると文章のアタリ(文の概要を掴む感覚というのかな)をつける時間が大幅に短縮できるので、積極的に利用していきたいですね。

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