ワインとジェラシー、おこしやすとDebian勉強会

nogajun
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土曜はマッシュに、ほりさんのイベント「おこしやす Vol.1」に見にいってきたけど、めっさ良かったー。

キャラメルバッヂもヒダリもワンジェラもみんな良かったよ。 また、こういうイベントがあれば、と、いつもなら書くところだけど、すでにVol.2の開催が8月1日に決定してるので、また見にいこう。

ということで、ほりさんとワンジェラのCDがヘビーローテション中です。

_ 第24回 関西 Debian 勉強会で話してきたよ

先々月はテックカフェ、先月は新型インフルで中止ということで、2ヶ月ぶりの関西Debian勉強会でした。

LiveCDを作っている人や、のがたの家の近所の人(網干在住!)、去年Debian Tシャツを買ってくれた人とか、いつも見ない顔ぶれの人も参加してくれてうれしい限り。 18名参加だそうです。そんなワケで報告です。

「ハッカーに一歩近づく Tips:Bash 編」 山下康成@京都府向日市

bashということで別にDebianに特化した話題ではないけれど、と思いきや山下さんの説明マシンは、Debianを仕込んだものすげー小さいLinkStation。すげーや! armの400MHzマシンらしいです。

それはさておき、bashの操作に間するTipsを実際に操作しながらの実習形式でのお話。

シェルに関しては十人十色、いろんな環境があって各自それぞれのこだわりがあるので、Tipsはもとより、みんなのツッコミがあってとても面白かったですね。 で、その時に出た話題。

bashでオプションまで補完させたいときは、bash-completionを入れておいて、.bashrcに以下のように書いておく。

# Use bash-completion, if available
if [ -f /etc/bash_completion ]; then
  . /etc/bash_completion
fi

最近Debianをインストールした人の環境には、上の設定が書いてあるけど、昔から使い続けている人は、パッケージを入れてちょっと設定してみて。gitとか使うとき便利だから。

もう一つ。ワイルドカードの展開を知りたいときは

$ echo ls *

なんてすると、どう展開されるのかがわかるそうですよ。

その他、超絶bash Tipsについては、山下さんのサイトにて公開されているので、ぜひ見てください。

「【CD/DVD/USBメモリ】Debian JP版 Debian Liveを作るよ【netbootも】」 のがたじゅん

いやー、自分としては資料は気合入れて書いたけど、スライドはネタに走るも中途半端でダメダメ。

結局、ターミナル立ち上げて説明してるし!

そうことをするのなら、準備をしておけと自分に思ったセッションでした。

そういう意味で自分の中での評価は低かったのですが、live-helperについてツッこんだ作り方を日本語で解説したものが、まだないのでその辺で評価してもらえたのは嬉しかったかな。 あと、起動するとWindows98が立ち上がるDebian Liveがウケたのも良かった(笑)

頑張って書いた資料は、以下のところからダウンロードできるので、またlive-helperで困った時には見てください。

でも、まだまだ解説としては、まだまだ全然足りないので追加していくつもり。

ていうか出版社とかに解説書きたいんですーって企画持っていこうか(わら

宴会

参加人数が少なかったのでこじんまりと。山下さんに小さいLink Stationを見せてもらったり、地味ながらもおもしろい宴会でした。 今回は二次会もなく終了。乗り換えの姫路駅で、待つホームを間違えて「電車こねー」と思いながら爆睡してたとさ。

_ IT系勉強会と税金について

おととい、「【急募】勉強会など、人格のない社団の課税についての情報」 なんて日記に書きましたが、これは、とあるMLにて自分が種を蒔いたからでした。

種を蒔いたからには責任を持たなきゃイカン。 ということで、勉強会と税金の話について、大阪国税局電話相談センターの方と姫路税務署の方に電話で質問してみました。

大阪国税局の方とは大まかな事について、その後、姫路税務署の方と変わって、細かい事について話をしました。

注意

ここに書いてある事は 無保証 です。 野方はメモを取りながら聞いていましたが、聞き間違いや自分の解釈の間違いなどで、間違っている場合があるかもしれません。 確実な答えを求めているなら、国税庁ホームページや電話相談センター、窓口などで相談してください。

電話相談センターと窓口については、国税局・税務署を調べるから自分の地域を選んで、 電話相談センターなら自分のところに税務署に電話して自動音声案内で「1」を押すと接続されます。窓口は事前予約が必要なので、同じように電話して自動音声案内で「2」を押して予約をしてから行きます。

詳しくは、国税庁ホームページの「税務署へお電話される皆様へ(自動音声案内について)をご覧ください。

勉強会は団体なのか

そもそも、勉強会が税法上の団体(社団)なのかそうでないのか、というところがあると思いますが、それは会の形式によって変わるということでした。

勉強会を最初に始める時は、みんなで日にちや場所を決めて集まって会を開きますが、そういう集まりについては、任意で集まっているだけなので関係ありませんということでした。(当たり前ですね)

「人格のない団体」と判断される基準としては、会則を定めて、会として体裁が整っている状態である会だそうです。 「人格のない団体」として判断されると、法人(非営利の公益法人)と同じような扱いになるそうです。

任意で集まった人たちがお金を預かった場合の課税について

勉強会を開くとき、会場を借りたり資料を印刷したりしますが、その時、実費としてお金を徴収すると思います。その時、予想より人が多く集まったおかげでお金が余るケースがあると思います。

余ったお金は預かっておいて、次回の勉強会に繰り越したりするケースがほとんどだと思いますが、そのお金について、課税対象になるのかと尋ねたところの答えはこうでした。

「そのお金を利益を出すことに使えば対象になりますが、そうでなければ(単に預かっているだけならば)課税の対象にならない」とのことでした。 「預かり金が何百万になってでもですか?」という問いに対しても、「そうです」との答えでした。

ただし、お金を返金する場合には注意が必要で、そのまま元の人に元の金額をきちんと返すなら問題にはならないけれど、元の人がわからないので、誰かに渡すことになれば、それは贈与税の対象になるとのことでした。 (筆者注: 年間110万以下なら贈与税の対象にならないので、「対象になる」というのは、おそらく「何百万でもですか?」という質問についてだと思います。)

講演者の謝金について

勉強会で講演者を呼んだ場合、講演者に謝金を支払うケースがあると思います。

その場合、任意で集まっている会ならば源泉徴収しなくてもよいそうですが、「人格のない社団」ならば、給与支払事務所開設の届けを税務署に出して、源泉徴収をする必要があるそうです。

arさんの質問について

_ ar (Jun,27,2009 14:48)

ばしっと答えたいのですが,月曜に行くなら今の情報を聞いてきてください.

法人格がないなら,課税もできません.つまり代表個人に課税されます.

事業所得があれば,代表の雑所得扱い.

寄付があれば,贈与税対象(年100万越えたら課税)

法人格を取得すると,なにもしてなくても法人住民税発生.

ゴメン。緊張して聞くの忘れた。orz

でも、聞いたことを当てはめると、会として会則を定めて実態があれば「人格のない社団等」とみなす、非営利の一般法人と同じ扱いになりますと言っていたので、 法人格はないけど税法上は法人として扱われるし、事業所得は会としての法人の所得。みたいに考えればいいんじゃないかなと、野方は思いました。

思ったこと

丁寧に教えてくれるから、わからないことがあったら電話して聞くといいと思うよ。