引きこもりバンザイ

nogajun
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いや、家にこもってゴソゴソしてるざんすよ。

_ 総務省にある合同会社設立登記申請書テンプレをLibreOfficeで完コピしてみた

以前にも書いたと思いますが、法務省のページに会社の登記申請に必要な書類のテンプレートが置いてあります。

相変わらずdocファイルの中身はrtfですが、それはさておき、中身を見ると書式の直接指定と文字がベタ打ちのスペースを使ったインデントの嵐で、編集しようとすると体裁がガタガタ崩れるシロモノです。 (おそらく印刷したものに書き込むイメージで作成したのだろうなと想像。)

こういう力技で作ったオフィス文書を、スタイルなどの機能を使い文書を構造化してモダンなオフィス文書に書き直すとどうなるのだろう?と思ったので、LibreOffice Writerの練習がてら作りなおしてみました。

ハイブリッドPDFになっているので、LibreOfficeで読み込むと編集できます。IPAフォントを埋め込んでいるのでファイルサイズは大きくなっていますが、OSを問わず、ほぼ同じ見え方になると思います。

書式はスタイルに移植しましたが、元のレイアウトがスペースの挿入で調整されていることもあり正しい位置がわからないので、おおよその位置をインデントで調整しています。 そして、この文書はいくつかの書類の集合ですが、文書としてはセクションで分けるのがよいような気がしたのでセクションで区切っています。

具体的な違いは、編集記号をオンにしてスタイルとナビゲーターを使ってみると、どう変わったのかわかって面白いかもしれません。 こういうのは自己満足ですが、たまに練習がてら頭の体操として作ってみるのも面白いと思います。

_ 箇条書きの行頭文字が2文字の箇条書きをLibreOfficeではどう表現する?

上の文書を再現しようとした時、「合同会社設立登記申請書」の「商号」「本店」など部分は「1.」と書いてあるので番号付け(リスト)のように見えますが、数字はインクリメントしないので単なる箇条書きです。

最初は「箇条書きの文字を変更すれば楽勝」と思ったけれど箇条書き/番号付けのダイアログを開いて気がついた。

これはどうやって表現したらいいのだろう。

LibreOfficeの箇条書きと番号付きリストの仕様は、こんな風になってます。

  • 箇条書き: 行頭の文字は変えられるが1文字だけ。前後に区切り文字はつけられない。
  • 番号付け: インクリメントできる数字/文字。カッコなどがある場合は前後に区切り文字を設定する。

箇条書きで設定しようとするとピリオドが指定できないし、番号付けだと数字がインクリメントされてしまうし、どうしようかと思ってask.libreoffice.orgで尋ねたところ、こんな答えが帰ってきました。

  1. 画像化した文字を使って箇条書きを書く
  2. 番号付きリストの前後区切り文字だけを使う

どちらも思いつかなったので、なるほど!と思いましたよ。

まあ、バッドノウハウといえばバッドノウハウで、正しくはバグ報告出して仕様を改めてもらうのがスジなのだけど、こういうやり方もあるのかと関心しましたよ。