姫路城/天空の白鷺(姫路城大天守修理見学施設)は、ぜひ行くべきだ

Twitterで「Nucleus CMSの開発者が姫路と大阪にいるんだから姫路に遊びに来たら?」と適当な事を言ってたら、とんとん拍子に姫路城に登ることが決まり遊びに行って来ました。
結論から言います。
「メカ好き、でっかいもの好き、城好きならとっとと姫路城まで来て登れ」
まあ、姫路市民なんで正直バカにしてたわけですよ。姫路城は何回か登ってるし大したことないだろうと。 それが予想に反して「すげー!すげー!」連発の超おもしろ修理現場でした。ごめんなさい。
そのすごさに気がついたのは天空の白鷺のエレベーターでした。
天空の白鷺に入るとエレベーターで8階まで登ったあと下りながら見学するのですが、 そのエレベーターに乗ろうとした時、車椅子の人がいたので後ろ向きに乗ろうとしました。
すると、スタッフの人が「そのままお乗りください」と言いました。 「なぜだろう?」と不思議に思ったけど言われるままエレベータに乗り、上昇をし始めると…。
「おおおお!!これはすごい!!」
エレベーターは城の真横を上がるのですが、エレベータから見える様子は作業用デッキといい雰囲気といい、これはメカだ! なるほど。スタッフの人が「そのままお乗りください」と言った意味が分かった。
そこからはテンション上がりっぱなし。
休日で実際の作業は見られなかったけど、作業の様子などの説明を聞いてると、これはテクノロジーの塊ですね。 ホント、すごかった。
大興奮のまま天空の白鷺が出てきて、帰りに、りの一渡櫓に寄るとこれがまた面白かった。
サムライのコスプレをした方と写真を撮った後、飾ってあったしゃちほこの説明をしてもらったのだけど、 江戸時代のしゃちほこは大きな釜がなかったので、分割して焼いて、後で針金で止めたものを置いていたそうです。
ですが、城のてっぺんに導電性のあるものがあったおかげで、雷がよく落ち、城の焼失の原因になってたそうです。
あと、時代によってしゃちほこのデザインが変わっているのは、技術が上がって大きな釜で焼けるようになったことと 当時の制作者によるということでしたが、新しくなるにつれゴツゴツ、いかつくなってるのは、なぜなんだろ?(笑)
そんなこんなで姫路城を回ったのですが、1時間ほどで回れるかと思ってたら2時間も経ってました。 その後、ご飯を食べて解散したのですが、姫路城について、これだけは書いておかなければいけないので書きます。
天空の白鷺へは車椅子の人もいたので予約して行ったのだけど、城内スタッフのサポートがとても素晴らしかったです。
姫路城の中は急な坂が多いので電動アシスト車椅子を貸し出していたり、坂のある場所には必ずスタッフがいて、何かあればすぐに手伝ってくれる状態だったのでとても助かりました。 修理が終わればスロープとか撤去されて残念ながら車椅子では回れないと思うので、見るなら今のウチですよ。
あと城とまったく関係ないけど、三の丸広場のすみっこで、なぜかわからないけど黒猫たちが猫集会してたので猫好きの人は見てみるとよいよ。
Ubuntu Magazineのうぶんつ侍でおなじみの桝田先生も行かれたそうでレポがあるので、こちらもおすすめ。
- 瓦が葺かれる前に姫路城へ行かねばと思った - 桝席: http://www.masuseki.com/index.php?u=diary/2012/120105_himeji.htm
- 格納庫のロボ好きなら修理中姫路城大天守を見るべきだ - 桝田道也 | ブクログのパブー: http://p.booklog.jp/book/42442
そんなわけで、城に興味のある人も無い人も姫路市民やそうでない人もみんな見に行くとよいよ!