中国のNeoShine OfficeはLibreOfficeフォークになりリボンUIになって生きていた

nogajun
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_ 5年ほど前に「中国のKylinOS、NeoKylin、Ubuntu KylinとKylinがついたOSが多すぎるので調べてみた」という記事を書いていました。 これは、中国のKylinと名前がついたLinux系OSについて調べたことでしたが(横道ですがDeepin Linuxとその商用版UOSは本気でいいですね。これについてはまた)、その中で少しだけ中标软件のNeoShine Officeについて触れてました。

その時は深く追求しませんでしたが、ある日、LibreOffice QAのTelegramチャットで「NSO LibreOffice TeamがCJKに関するバグを投稿しているけど、NeoShine Officeは今もあるの?」と話題になったので調べてみました。

まずは、NeoShine Officeのページ。

こちらは以前と変わっていないようでしたが「产品特点」のタブに切り替えてスクリーンショットを見てびっくり!

NeoShine Office Writer

かなり最近のMicrosoft OfficeリボンUIに似せています。ノートブックバーよりも違和感のない感じに作られています。ですが、サイドバーのアイコンはLibreOfficeですね。

NeoShine Office Calc

Calcの画面にあるグラフの色使いやサイドバーもLibreOfficeそのままです。

NeoShine Office Impress

Impressはサイドバーを隠しているせいかLibreOfficeに見えない感じですね。結構スゴイかも。

そして、ページにあるリンクからNeoShine Office 7.0のマニュアルPDFを見てみるとダイアログはそのままLibreOfficeでした。

これは実物を見てみたいと思って下载试用のページを見たら…。製品紹介にも書いてあったように行政向けにしか出してないようで一般で利用できないようでした。残念。

その後、正規版を入手できないか探してみたけど一般向けには出していないようで、入手するには中标软件に直接コンタクトを取るしかないようです。コンタクトフォームやメールアドレスは無いけど。

ということで詰んだワケですが、なんとか正規に入手できるように頑張ってみます。