FM GENKIの台風12号災害対応が素晴らしかった

nogajun
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遅くなったけれど、これだけは書いておかないといけないので書いておきます。

9月3日から5日にかけてのFM GENKIの災害対応はとても素晴らしかった! スタッフの皆さまお疲れ様でした。

3日の日記にも書いたけど、9月3日夕方、姫路市は台風12号の影響で市川沿い地域に避難勧告が発令されました。 市川が一番危なかったけれど、姫路市には市川以外にも夢前川や揖保川、大津茂川などの川があり、どの河川も水位が上昇していました。

そうなると次にどこに避難勧告が出るのか心配になって一次情報源の姫路市のウェブサイトを見にいくけれど、そう考える人は自分以外にも、当然、大勢いてアクセスが殺到。NHKでも避難の様子など報道されたのでおそらく市外からのアクセスもあったでしょう。結果、アクセスしづらい状況になっていました。 アクセスできても避難勧告がWord形式で置いてあったことは日記に書いたとおりで、もうね…

3日深夜から4日未明にかけて姫路市ウェブサイトもアクセス集中に耐え切れなくなり、CMSからHTML一枚のメンテナンス画面に切り替わりました。 メンテナンス画面にはアクセス集中のお詫びと、災害情報のアクセス先として「ひめじ防災Web」がリンクされていました。

しかし、アクセス先として示されていた「ひめじ防災Web」はサーバー自体は耐えていたけれど、PHPで動的に生成するようで、肝心のコンテンツ部分がまったく表示されない状態でした。

姫路市ウェブサイトのメンテナンス画面は、自分がおきていた4日2時過ぎぐらいまでは「ひめじ防災Web」と「ひめじポケットガイド」のリンク以外何もなかったけれど、途中から情報などもリンクを貼るようになっていたようです。

そういう一次情報源がダメダメな状態で、次にマスコミなどの情報を探したけれど、NHKの災害気象情報は大阪放送局と岡山放送局の情報だけ(神戸放送局もあったかな?いやあったとしても明石以西の情報はなかった気がする)で間のところの情報がない。 国土交通省の「川の防災情報(兵庫県播磨南西部)」を見ていると、はん濫注意水位を超えて避難判断水位に近づいている。

というような状況の中、唯一、姫路の情報を流し続けていたのはFM GENKIしかありませんでした。

FM GENKIは3日の夕方から流しっぱなしにしていたけれど、通常放送を中断して15分おきぐらいに姫路市からの情報をアナウンスして、ウェブのほうでは「FM GENKI 安全安心情報」とTwitterの「@fmgenki」で姫路市や周りから入ってくる情報をガンガン流していて、これほどFM GENKIが素晴らしいと思ったことはありませんでした。

FM GENKIは姫路市の防災拠点になっているし、防災ラジオとしても作られているので当然といえば当然なのだけれど、今回のようにフルに威力が発揮されてことは初めてではないでしょうか。

中の人を知っているだけに人的なリソースも心配になりますが、まずはお疲れ様と言いたいですね。 ホント、素晴らしかった!お疲れ様でした!

姫路市のサイトの件で記事が出てた

_ 社長がいつ死んでも困らない会社に:日経ビジネスオンライン

3,4ページ目はどうでもいいけど、1,2ページ目はおもしろいです。

僕は、昔、「自分がいなければ回らない」と思っていた仕事が、自分が辞めてもまったく問題なく回っていたことを目の当たりにして、「ああ、世の中というものはそんなものか」と悟ってしまったのですが、自分がいないと消えてしまいそうなものを目の当たりにしてどうしようか迷っています。