LibreOfficeのちょっとよくわからない機能

nogajun
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これは「LibreOffice Advent Calendar 2018」4日目の記事です。

小ネタです。 LibreOfficeには「なんでこんな機能があるの?」と思う機能がたまにあります。その一つがDrawやImpressで平面図形を立体化する「立体」(3D)と「浮き出し」(Extrusion)です。

「立体」は、図形を変換して立体化する機能です。メニュー[シェイプ]→[変換]→[立体に変換]かコンテキストメニューから使えます。一方の「浮き出し」は、図形を押し出して立体化する機能です。図形描画ツールバーにある「浮き出しの切り替え」ボタンを押すと利用できます。

図形に両者を適用した結果がこれです。

立体と浮き出し

一緒やん!

大きな違いとしては「立体」は変換をするので元の図形に戻せません。「浮き出し」は「浮き出しの切り替え」ボタンを押すと元の平面の図形に戻せます。 細かい違いとしては「立体」はレイトレーシングで光源処理が違う、写真などのビットマップを立体化してパースが付けられるなど。「浮き出し」は3D設定ツールバーにあるボタンからしか回転できないなどがあります。

しかし、図形につける視覚効果としては、ほぼ一緒。立体物として回転させることや厚みの変更、色の変更もできるし別々になっている意味がわからない…。なんで、これを別機能として実装したのだろう?