クリスマスイブ

nogajun
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といっても、あまり変わらない生活です。

_ 2017年1月8日に姫路のQuiet Holidayで「パーティー51」という音楽ドキュメンタリー映画の上映会を開くので来てください。そして思ってること

年明け1月8日に姫路のQuiet Hollidayで「パーティー51」という韓国のドキュメンタリー映画の上映会を開きます。ということで告知と思っていることを書いてみました。

「パーティー51」のあらすじを紹介すると、映画は韓国ソウルの弘大(ホンデ)にあるトゥリバンという食堂に立ち退き問題が起こったことから始まります。 ホンデは若者が多く集まる街でライブハウスなどが集まっていましたが、地上げによりその数が減っていました。

トゥリバンを切り盛りしていた夫婦は、理不尽な地上げに抵抗するため建物に立てこもりを始めましたが、自分たちと似たような境遇であることを知ったインディーズミュージシャンたちは、状況を知らしめるため連日トゥリバンでライブをおこない夫婦の支援活動を開始したのであった…。

パーティー51はその活動を記録したドキュメンタリー映画で、タイトルはトゥリバンと隣の空き地にメーデーの5月1日に51バンドを集めて行われたイベント「51+」からきています。

ちなみにイベントは形を変えて今でも続いてます → http://jaripmusic.org/schedule/2012


この映画を初めて見た時、姫路にあったマッシュルームというライブハウスのことを思い出しました。

マッシュルームは、保守的な土地柄の姫路の中で自由な音楽をやってる人たちが集まっていて、鬱に始まりダメダメだった30代の自分を救ってくれた場所でした。 無くなって何年も経ちますが、この映画の中には、あのマッシュルームにいたような自由な音楽をやってる人たちがいました。その発見をしただけでも自分は嬉しくて、この映画を姫路の人に見てもらいたいと思いました。

映画のトゥリバンも食堂としては移転したけれど、元の場所は取り壊されてしまいましたが、場所が引き寄せていた何かを映画の中に感じてもらえたらと思います。


上映会の終了後にトークライブもおこないます。とは言っても映画の関係者や有名人を呼ぶわけでもなく、Twitterで知り合った珍骨丸さんと自分の二人で話をします。

珍骨丸さんは大韓ロック好きが高じて「大韓ロックショキ」というフリーペーパーを作られているのですが、姫路の不思議な縁と偶然が重なって今回、出演依頼となりました。

トークの予定としては大韓ロックと姫路のアングラ・インディーシーンをつなぐ関係について語る予定ですが、どういう不思議な縁があったのかは、その中で語られるはずです。見に来る人の中にも姫路シーンの関係者は居ると思うので、みなさんでワイワイ話しができればと思っています。

そして、来場者のかたには、珍骨丸さんの「大韓ロックショキ」と自分が書いた文章のスプリットフリーペーパーを配布予定です。内容は鋭意製作中ですが、パーティー51を補足するものができればと考えています。


「パーティー51」という映画は、音楽という面で語られる事が多いのですが、韓国の生活やコミュニティなどを知ることもできます。その生活やコミュニティの先には政治があって、報道されるようなデモなどの運動にもつながっているので、音楽以外にも注目しながら見てもらえればと思います。

長々と書いてしまったけれど、この映画には不思議な魅力があります。 その証拠に全国各地で緊急上映会開かれています。この映画を観て自分と同じように感じた人たちが日本全国各地にいる。それだけでなく韓国やアジア、世界に同じロックでつながる人がいる!そう思うだけで感動している自分がいます。

パーティー51は多くの人に見てもらいたいけれど、今回は朴槿恵政権問題がきっかけの緊急上映会なので1回限りの上映です。この文章を読んで、何か感じ取ってくれる人がいたなら、ぜひ1月8日、Quiet Holidayまで足を運んでください。

「姫路には来れない」という人も1月はとても多くの場所で上映会が開かれています。配給元のOffshoreのスケジュールをチェックして、どこかの会場に観に行ってください。その気持ちは間違いじゃなかったと実感するはずです。

みなさま、よろしくお願いします!