2015-08-01
_ 先生向けOpenStreetMap講習会をやりました
大学の前期成績まとめとオープンテック・ショーケースの準備に重なってて死にそうでしたが、教員免許更新講習で先生向けのOpenStreetMapを使った地図作成の講習会をやってきました。
講習会自体はマッピングパーティ定番の流れ、参加された方をグループに分けて(今回は3つ)、午前にフィールドワーク、午後からOSMへデータ入力というタイムテーブルでしたが、OSMを知らない人ばかりだったのでやり方を少し変えてみました。
変更したポイントは3つ。
- フィールドワークで歩く前に「見るポイント」(入力できるもの)の説明を入れた
- データ入力前にグループ全員で紙の地図に情報をまとめてもらってから入力(iDエディタを使用)
- 成果発表はuMapを利用して、各グループごとに入力したものを見られるようにした
フィールドワークで歩く前に「見るポイント」(入力できるもの)の説明を入れた
以前の姫路のマッピングパーティで「地図に何を書けばいいのかわからない」という声がありました。
「OSMの地図はなんでも書ける」といっても、書くためのポイントがわからないまま歩くのはツライので、フィールドワーク前の説明で東さんがスライドで紹介されてたPOIタグ付け例を参考に、大学周辺の写真を例にOSMで書けるものについての説明をしました。
簡単な説明でしたが、フィールドワークで説明するときも書ける物の雰囲気もわかっているので、まったくわからないという状況は解消されたようでした。
データ入力前にグループ全員で紙の地図に情報をまとめてもらってから入力(iDエディタを使用)
今回20人程度参加されましたが、メンターが3人しかおらず、一斉に書いてもらうとヘルプに入るのは難しい状況がありました。そういう事情もあってOSMへのデータ入力方法を変えてみました。
まず最初に、拡大コピーしておいたFieldPapersの地図にグループ全員が集めた情報を付箋で貼ってもらい、どういう物があったか情報を紙の上でまとめてもらいました。 続いて、まとめた情報を元にiDエディタを使ってPCが得意な人から一人づつPOIなどを入力してもらいました。
苦肉の策でしたが、一人ずつ書くことにより先に書いた人が教える側に回るといういい循環ができたし、地図に書く対象もグループ全員がわかっているので「あれが書けていない」や「これも書けますか?」など話題もでき、いい雰囲気になって書くことができたので大成功でした。
成果発表はuMapを利用して、各グループごとに入力したものを見られるようにした
先日の日記にOverpass APIを使ってuMap上に表示するというネタを書きましたが、実はこのためでした。
最後のまとめで、実際に入力したものと紙にまとめた情報を見比べるといった事もできて司会もしやすかったし、教室も盛り上がったので、この方法もおすすめですね。
まとめ
OpenStreetMapマッピングパーティも全国各地で開催されているので、いろいろな方法が確立されていると思いますが、マッピングパーティのノウハウや上手くできたポイントなどは、まとまって公開されていないような気がしたので報告も兼ねて書いてみました。
参考資料としては東さんのスライドのほかに、山下さんがおこなっているマッピングパーティの資料も参考にいたしました。
- OpenStreetMap 関連勉強会のページ: http://www.yamasita.jp/osm/seminar/
ありがとうございました。
みなさまも、これらを参考にマッピングパーティを開いてみてはいかがでしょうか。
2015-08-02
_ 「ウィキペディアタウンをサイバー空間で再現してみた」がいい感じ
- OpenStreetMap - ウィキペディアタウンをサイバー空間で再現してみた - Qiita: http://qiita.com/kochizufan/items/b9d15f526a77bd30a04a
以前のオイラのネタの発展形ですが、地図からWikipediaのページに飛べるのはいい感じ。 OpenStreetMapに入力するときは、Wikipediaタグもちゃんと入れよう。
2015-08-09
_ オープンソースカンファレンスKansai@Kyoto 2015に行ってきた
今年は死ぬほど忙しくて、スタッフ参加ではなくDeianブースでコミュニティとして参加でしたが行ってきました。 懇親会LTでは、オープンテック・ショーケースの宣伝(というか関西のイベントがdisりあう告知プロレス)もしたし楽しかったですね。
2015-08-12
_ 今日はラジオの日
今年に入って忙しすぎて出られない日が多かったので、今日は忘れずに行ってきます。
_ Inkscapeでレイヤーを統合するには
- Inkscape tutorial: 上級 | Inkscape: https://inkscape.org/ja/doc/tutorials/advanced/tutorial-advanced.ja.html
Inkscapeには「レイヤーを統合」という機能は無いけれど、オブジェクトをコピーして「同じ場所に貼り付け」することで一つのレイヤーにまとめることができる。
具体的には、統合したい複数レイヤーのオブジェクトを全選択してコピー。まとめたいレイヤーを選択して、メニュー[編集]-[同じ場所に貼り付け(Ctrl+Alt+V)]で貼り付ければ一つのレイヤーにオブジェクトをまとめられる。
2015-08-17
_ LILO&東海道らぐオフラインミーティングに行ってきた
ヘロヘロでしたが「LILO&東海道らぐオフラインミーティング」に行ってきました。 ゆるくて、やっぱいいよなぁ。
2015-08-19
_ オープンテック・ショーケース・ヒメジ 2015来場者数集計しました
なんかいろいろ抜けきってましたが来場者数の集計しました。
来場者数は140人でした。
集計方法が、チラシのはけた枚数を数えて集計しているので誤差はかなりあると思いますが、去年が100人弱で雰囲気としてもそれよりは多かった感じがしたので、増えた事は確かな気はします。
改めてですが、みなさまありがとうございました。
_ 徳島オープンデータ・ポータルサイトで自分の記事を参考に作ってたのを発見
uMap関係を調べるためぐぐってたら、徳島オープンデータ・ポータルサイトで、自分が書いた記事を参考にuMapの地図を作っていました。うれしいなぁ。
- 警察署・交番マップ (uMap+overpass API利用) - Our Open Data: http://ouropendata.jp/app/644.html
こういう風にノンプログラミングで簡単に○○マップが作れるので、みなさまも活用してくだちい。
- uMapとOverpass API(overpass turbo)を使ってOpenStreetMatsuyaマップを作る: http://www.nofuture.tv/diary/20150623.html#p01
2015-08-21
_ Iceweasel(Firefox)でFlash Playerプラグインを止めた
ExperimentalのIceweaselを使ってますが、Flashを使っているページを開いているとドンドン重くなってきて操作に影響が出るようになったのでFlash Playerプラグインの使用を止めてみました。
Iceweaselのアドオン設定にある「プラグイン」でオン・オフできるので、これを「実行時に確認する」に変更して、動画共有サイトの再生を強制的に内蔵プレーヤーを利用する「HTML5 Video Everywhere!」アドオンをインストールしただけ。
Flash Playerの使用・不使用はコントロールできるし、今のところ不便は感じないのでこのまま使ってみよう。
_ LibreOffice 5.0と「日本語環境改善拡張機能」の組み合わせで問題なく利用できた
LibreOffice 4.xでは、エラーが出て利用するには手で修正する必要があった「日本語環境改善拡張機能」ですが、LibreOffice 5.0ではエラーもなくすんなり利用できるようです。
見たところ、テンプレートも適用されているし、設定も変更されているので大丈夫かも。
_ 8ビット風ゲーム制作配布環境「PICO-8」が面白そう
- Lexaloffle開発の「PICO-8」が単体購入可能に。レトロスタイルのゲーム制作ツール | AUTOMATON: http://jp.automaton.am/articles/newsjp/fantasy-console-pico-8/
- PICO-8: FANTASY CONSOLE: http://www.lexaloffle.com/pico-8.php
8ビット風な仮想ゲームマシン上でゲームを作って配布するための環境「PICO-8」が面白そう。 言語はLuaだそう。
ゲームのVoxatronにもバンドルされているので、単体で買うよりかはこっちを買ったほうがよさそう。
2015-08-23
_ God Help The Girlを観てきた
去年から見たいと言ってた、ベルセバのスチュアート・マードックが監督した「God Help The Girl」を観てきた。
ストーリー自体は、メンヘラ女子が病院を抜け出して自分の書いた曲をラジオでかけてもらうためバンドマンと寝たり、好意を寄せてる草食系男子には見向きもしなかったくせにバンドマンが遊びだとわかると「あなたがなんとかかんとか」とか言い出すし、ほかにもツッコミどころ満載で前評判どおり少女マンガでしたが、映画としてはおもしろかったです。
おもしろかった理由としては、音楽と背景や小道具のディティールが異様に凝ってるところ。 ストーリーのツッコミどころも音とまわりのディティールで許してしまうような作りになってるのは、さすがだなと思います。
逆を言えば、音楽やファッション、古い映画に興味のない人が見るととんでもなく苦痛でしかないけれど、インディポップとその周辺の文化が好きな人には、おすすめな映画だと思います。