LibreOffice 4.4.0がリリースされた

nogajun
nogajun

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LibreOffice 4.4.0がリリースされました。バージョン番号末尾が「.0」でテスト版なので万人におすすめというワケではありませんが、UIなどいろいろ変わって便利になっているので新しいモノ好きな人は試してみて下さい。 そして、オイラが作ったImpressテンプレートも使ってみて下さい。

_ Inkscape 0.91がリリースされた

長かった。ホントに長かった。 新機能についてはリリースノートにまとめられてますが、こっちもかなり便利になってるので使ってみて下さい。

_ Android x86をVirtualBoxへインストール/縦長の画面で使う/adbを利用する

Androidスマートフォンアプリの説明を書くのでスクリーンショットを撮る必要があったのだけど、Andorid SDKのエミュレータでKVMの設定がうまくいかず速度的にかなりツラかったので、Android x86をVirtualBoxにインストールして利用しました。

しかし、縦長の画面設定やadbの利用については、まとまって書いてあるところがなかったのでメモしておきます。

Android x86をVirtualBoxへインストール

Andorid x86はLinuxディストリビューションと同じくISOイメージで配布されていて、現時点での最新版「android-x86-4.4-r2.iso」を利用しました。

インストールする仮想マシンの設定ですが、Abdroid-x86のサイトのまとめを参考に調整するといいと思います。

あと、これは書いていませんが、「設定」の[システム]にある「ポインティングデバイス」設定を「PS/2マウス」に変更しておかないとマウスポインタが表示されないので変更しておきます。

  • 一般
    • OSタイプ: Linux
    • バージョン: Linux 2.6/3.x(32bit)
  • システム
    • ポインティングデバイス: PS/2マウス
  • オーディオ
    • オーディオコントローラー: SoundBlaster16 (AC97でもいいような気がする)

インストール自体は、パーティションを切って場所を指定すれば終わりますが、Grubのインストールと/systemパーティションの読み書きの設定が「ブートローダーを書き込まない」「読み書き可」になっているので気をつけて下さい。

縦長のスマートフォン画面に変更する

Android x86を起動すると1024x768の横長の画面になってます。 ファンクションキーのF9, F10, F11, F12キーを押すと画面の回転はできるのですが、ウィンドウ自体は横長のまま回転して使いづらいので、Androidエミュレーターのように縦長の画面でスマートフォンに近い解像度になるようdpiを設定します。

まず、仮想マシンを停止します。 仮想マシンが停止したらターミナルからvboxmanageで縦長の画面モードを追加します。 例では480x800の16bitカラーにしています。32bitカラーでは起動しませんでした。

 $ vboxmanage setextradata <仮想マシン名> "CustomVideoMode1" "480x800x16"

仮想マシンを起動してDebug modeを選択します。 シェルが起動したらgrubの設定を編集するために、/mntパーティションを読み書き可で再マウントします。

 # mount -o remount,rw /mnt/

grubの設定ファイルmenu.lstを編集してカーネルパラーメータを追加します。

 # vi /mnt/grub/menu.lst

 kernel /android-4.4-r2/kernel quiet root=/dev/ram0 androidboot.hardware=android_x86 SRC=/android-4.4-r2 DPI=240 vga=0x360

6行目のkernelの行にカーネルパラメータ「DPI=240 vga=0x360」を追加します。 DPIはAndroid特有のdpiの設定です。vgaはlinuxを使っている人ならわかると思いますがフレームバッファの設定です。

menu.lstを保存して再起動します。

 # mount -o remount,ro /mnt/
 # reboot -f

仮想マシンに対してadbから操作する

adbを使って仮想マシンを操作するには、adbが利用しているport 5555をポートフォワーディングしてあげれば利用できます。

VirtualBoxの「設定」にある「ネットワーク」の「高度」を開いてポートフォワーディングの設定をするか、vboxmanageコマンドで設定します。 vboxmanageコマンドで設定するには、仮想マシンを停止しておいて以下のようにすれば設定できます。

 $ vboxmanage modifyvm <仮想マシン名> --natpf1 adb,tcp,,5555,,5555

これでadbから利用できます。adbを再起動してadb devicesで確認します。

 $ adb kill-server
 $ adb start-server

 $ adb devices
 List of devices attached
 emulator-5554   device

デバイスが確認できたのでadb shellでログインしてみます。

 $ adb shell
 shell@x86:/ $

ということで、これでadbからも利用できますね。