2009-08-03
_ Jail BreakしたiPhoneとxGPSを使ってGPSのログを取ってみる
ログのある場所
/media/iphone/private/var/mobile/Documents/xgps_gpx/
拡張子を変える
for i in ./*log; do mv "$i" "`basename $i .log`".gpx; done
_ Linux版Google Earthがぐだグダな件(証拠写真付き)
Google EarthのインスコもDebianにゃgoogleearth-packageがあるから一発だぜ。と思っていたのが運のつき。 パッケージ作成スクリプトが大丈夫でも、まさかGoogle Earth自体が腐っていたなんて。 ということで、その一部始終。
DebianにGoogle Earthをインストールするには
$ sudo aptitude install googleearth-package $ make-googleearth-package --help $ sudo dpkg -i googleearth_5.0.11733.9347+0.5.6-1_i386.deb
で、おしまい。あとはGoogle Earthを起動してxGPSで記録したログを読み込ませてルート見れました、で終わりのはずが
$ googleearth /usr/lib/googleearth/googleearth-bin: symbol lookup error: libssl.so.0.9.8: undefined symbol: EVP_idea_cbc
なんすか。これ。起動しませんよ。
ググったら有名なバグっぽくてBTSにも登録されてた。#528687 #528029 対症療法としては /usr/lib/googleearth/libssl.so.0.9.8 を無効にすれば起動するらしい。
# cd /usr/lib/googleearth/ # mv libssl.so.0.9.8 libssl.so.0.9.8.disabled
これで終わりかと思いきや、起動はするけどウィンドウの文字がのっぺらぼう。 再度ググってみると、やっぱり同じ症状に悩まされている人が多く、かなりのヒット。 中でも「GNU/Linux版Google Earth 5.0上の日本語フォントの問題とその対処 - 試験運用中なLinux備忘録」によると、Google Earth同梱のQt4ライブラリが腐っているらしい。
Google Earthのぐだグダっぷりは、LANG=C googleearth で起動してオプションの「Choose 3D Font」で日本語フォントを選択すると、自ら認めるぐらいのぐだグダっぷり。
そういうことなので、/usr/lib/googleearth/のlibQt*.soとQt4で使ってるpluginをディストリで使っているものと入れ替えてあげるといいらしい。
# cd /usr/lib/googleearth/ # mkdir qtbackup # mv libQt* qtbackup/ # mv plugins/ qtbackup/ # cp /usr/lib/libQtCore.* /usr/lib/libQtGui.* /usr/lib/libQtNetwork.* /usr/lib/libQtWebKit.* . # cp -r /usr/lib/qt4/plugins/ .
自分はKDE4を使っているのでQt4ライブラリはインストールされているけど、Qtのライブラリがない人は、libqt4-coreとlibqt4-webkitパッケージをインストールすればいいと思います。
これでやっと起動した。
2009-08-13
_ Debianに対する日経Linuxの扱いがヒドいと思ったので書き出してみた
本屋に寄ると日経Linux 2009年9月号が出ていたので立ち読みしていたのですが、 「ディストリビューション・ウォッチ」というディストリ紹介記事(p.157-p.159)でのDebianの紹介記事に間違いが多く、ヒドかったので書き出してみます。 たった3ページの記事なのに、これだけあるってちょっと多すぎじゃない?
p.158 1段目 上から9行目
UbuntuやFedoraと異なり、Debianのインストーラには既存のパーティションを縮小してインストールする機能はありません。
あります。 インストーラの中でパーティションをリサイズすることは可能です。
方法は、インストーラの「ディスクのパーティショニング」の設定で、「パーティションニングの方法」に「手動」を選択します。
次にリサイズしたいパーティションを選択すると「パーティション設定」のメニューに、「パーティションのリサイズ (現在 xx GB)」という項目があるので選択し指示に従うとリサイズできます。
どのディストリでも同じですが、リサイズするパーティションには、あらかじめdefragしておいてください。
p.158 2段目 上から8行目
日本語入力環境は、Linuxの定番である多言語入力メソッド「SCIM」と日本語変換エンジン「Anthy」の組み合わせがインストールされます。
日本語変換にはAnthyが使われていますが、標準でインストールされる入力メソッドは UIM uim です。
スクリーンショット「写真3 Debian GNU/Linux 5.0.2のデスクトップ画面」の右下にも、しっかりUIM uim(青いUの字)のアイコンが写っています。
(2009.8.14) uimの表記は小文字ということで訂正
p.158 2段目 「豊富な対応プラットフォーム」
最新のDebianでサポートしているのは、x86、AMD64(またはx86_64)、SPARC、Alpha、PowerPC、ARM、ARM EABI、MIPS、PA-RISC、IA-64、S/390、MC68000であり、なんと12種類になります。
m68kはold stableのetchからサポートは外れています。
p.159 1段目 11行目 「ライブ版Debian」
Debianでも「Live-rw」というラベルを設定したext3フォーマットのUSBメモリを用意すれば、差分データを保存できます。
その方法では保存できません。保存するには起動オプションに persistent と指定して起動する必要があります。
いったい、どこにそんな間違った情報が書いていたのでしょうか? そんな情報が書いてあるページは、KOF2008で配布したDebian Liveの追加情報ページ以外心当たりがないのですが。検証もせず、そこだけを見て書いちゃったのでしょうか?
(ちなみにKOF2008で配ったDebian Liveは、標準でpersistentオプション付きなので、上の手順で保存されますよ。)
p.159 1段目 下から4行目 「DVD再生は別途インストールが必要」
Debianには、完全にフリーのソフトウェア(商標を含むロゴも不可)のみを収録するというパッケージ・ポリシーがあります。
「完全にフリーのソフトウェア」とは何を持って「完全にフリー」というのでしょうか? フリーとはお金ですか? 自由ですか? 自由でもGNUの考える「自由」とDebianの考える「自由」は違いますよ。
Debianで配布しているソフトウェアは、Debian Free Sfotware Guideline(DFSG) というDebianが考える自由なソフトウェアの定義に適合したソフトウェアしか配布していませんが、ユーザーの利便性のため、DFSGに適合しない制限のあるソフトウェアのセクション(contrib/non-free)も作ってソフトウェアを配布しています。
ですが、これらのことと、上の文章に続くDVD再生ソフトウェアの配布問題は、まったく別問題です。
DVD再生ソフトウェアを配布しないのは、Debianがライセンスにうるさいから配布しないのではなく、特許の問題があって配布できないのです。 これはubuntuであろうとfedoraであろうとsuseやその他ディストリビューションでも同じです。
こういう、明らかにミスリードを誘う書き方というのはいかがなものでしょうか。
p.159 3段目 「(2) 公開鍵をインストールし、パッケージ情報を更新します」
$ su # wget http://debian-multimedia.org/gpgkey.pub -O - | apt-key add - # aptitude update # apatitude install debian-multimedia-keyring
wgetで鍵をインポートしているのに、なぜdebian-multimedia-keyringパッケージをインストールするのでしょうか。 鍵をインポートするだけならdebian-multimedia-keyringパッケージをインストールするだけでいいのに、同じ事を2回する意味がよく分かりません。
debian-multimediaのサイトでも親切に書いてあるのだから、ちゃんと読みましょうね。
The first package to install is debian-multimedia-keyring.
First download the debian-multimedia-keyring package.
Then under root or with sudo do the following :
"dpkg -i debian-multimedia-keyring_2008.10.16_all.deb" or "sudo dpkg -i debian-multimedia-keyring_2008.10.16_all.deb"
And voila.
p.159 下部 図
サポート期間: 未定
未定ではありません。次期安定版がリリースされてから1年です。
質問: セキュリティアップデートはどれくらいの期間 提供されますか?
A: セキュリティチームは、次の安定版がリリースされてから1年後まで、 安定版をサポートしようと努めます。ただし、次の次の安定版が1年以内に リリースされた場合はその限りではありません。というのは、 同時に2つのディストリビューションをサポートすることでさえかなり難しいので、 3つのディストリビューションをサポートすることは不可能だからです。
2009-08-16
_ LILO Monthly Seminarに行ってきた
5日前に急遽告知、開催されたLILO Monthly Seminarに行ってきた。 主催者の無茶ぶり(笑)にもかかわらず15人ほど集まって、しかもネタもあるというのはすごいよ。LILO。
Open Street Map、emacsのtwittering-mode、Ruby話などなど濃い話の数々面白かったです。
他にも話はあったけど、久々に会った人と話をしたり、参加された人が持ってきたノートのFedora7セットアップ(古すぎて断念したけど)をしていたりして、話を聞き逃してしまったけど、まあ他のところでも同じネタを話してくれるでしょう。たぶん。
発表にいろんなツッコミが入って、自然とディスカッションになるのはLILOらしくて好きだな。
そんなこんなでほどほどの時間に終了。飲み会に流れていきましたとさ。
2009-08-17
_ Fedoraのサポート期間を明示しているところ
Fedora 7のサポート期間を調べるためにググってみたけど、日本語の情報は鬼のように出てきても、その出所(ソース)は誰一人書いておらず、正直信用できなかったので、Fedora Projectが明言しているところを書いておきます。
(追記): Wikipediaは書いてた。(Fedora - Wikipedia) けど、Wikipdiaから孫引きしてる(と思われる)blogは書いてない人ばっか。